水漏れ事例
お掃除不足<ゼリー状の汚れ>
8月 都内某所 院内 天井埋込4方向タイプ
2. 清掃で解決するかの判断
お電話で水漏れの事情を伺って、掃除して直るのかの判断が必要になります。故障の場合があるからです。
<アルミフィンから出た水滴を、ドレンパンで受け取り、ドレンポンプで吸い上げ外へ排出する仕組みになってます>
そのポンプが故障していたら、交換修理が必要になります。その他、別の事情で水漏れを起こしている想定も考えられました
3. ゼリー状のヘドロ汚れ
エアコンを分解してみると、ドレンポンプ、ドレンパンにゼリー状の汚れがびっしりと付いていました!写真でもお分かりと思いますが、これでは水を吸い上げることはできません。
「掃除で解決しそうだ!」
症状を見て、故障が原因ではなさそうだという希望が見えてきました。
なぜかというと、このゼリー状の汚れを除去すれば正常な作動が取り戻せるということです。
<もし故障の場合、ドレンポンプの交換に仕入れから取り付けまで1週間はかかり、真夏の繁忙期では業者は簡単に捕まりません。それまでこの状態で開業を強いられることになります>
掃除して正常に作動でできるか確認をします
1.開業中の大惨事!
「水漏れしたので何とかしてほしい!」お電話をいただいて、現場の段取りをつけてすぐに向かいました。
院内で開業中に激しく水漏れをしていましたが、あまりの暑さに冷房を付けざるを得ない状態で、バケツに漏れてきた水を受けながら難を逃れていました。
正直、一目見て信じられない光景でした
4. キレイに清掃
ドレンパン、ドレンポンプを中心にゼリー状の汚れをキレイに掃除をして、無事正常に作動しました!これで一安心です
5. 汚れの正体
気になるのこのゼリー状の汚れの正体です。ネットの推測で「クリーニングの際の抗菌コートではないか」という誤情報が流れたりしますが、もちろん違います。
カビ汚れが繁殖しして成長した状態です。
つまりは『クリーニング不足』です
カビは菌ですから、たんぱく質を栄養分として繁殖していきます。毎日、院内でエアコンを作動する中で皮脂など外から吸い込んだタンパク元でゼリー状に繫殖を進めたということだと思います。
フィルターに吸い込んだ空気の中に皮脂汚れなどを
含んでいると理解して清潔にしましょう!
最善の対策
当然の対策になりますが、小まめなフィルター清掃とエアコンクリーニングが最善対策です。
今回のお客様は、以前4年前弊社でにエアコンクリーニングしていました。コロナで今度のクリーニング機会を伺っているところでした。
<原因>
コロナ自粛の際の換気のため、冬でも入口ドアを開けながら開業していて、そのため寒気が室内に入って寒くなるのでエアコンはフル回転で作動することになります。室内の汚ればかりでなく、外の埃も吸い込んで通常営業よりも汚れが多かったと推測されます。
<弊社の反省点>
お客様の時間的、金銭的ご都合はあるとしても、しっかりクリーニングの重要性をお伝えすることが、使命だと痛感しました